実家の片付けをしなければ…。
と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
親のものが多すぎてうんざりしてしまっている、疲れてしまっているという声もよく耳にします。
そこで、本記事では実家の片付けをスムーズに進めるコツについてを解説していきます。
目次
実家の片付けにうんざりする人は多い?!
「久しぶりに実家へ帰省しても、物が多くてなかなか落ち着かない…。」
「そろそろ片付けを始めなければ、と思いつつ片付けのことを考えるとうんざりしてしまう。」
実は、実家の片付けについてうんざりしている人は、意外と多くいらっしゃいます。
親が高齢になるにつれて色んな問題が増えていくものですが、実家の片付け問題も悩みの種の一つではないでしょうか?
まずは、みなさんが実家の片付けにうんざりする主な理由を見ていきましょう。
ものが多すぎる
例えば実家が一軒家の場合で考えてみましょう。
お家の面積が大きければ大きいほど、その分収納できるスペースも多く存在します。
子供が家を出てから使わなくなった部屋があるとすれば、さらに収納スペースが増えていきますね。
そうなると、収納スペースがあるからいいやと考えて、『いつか使うかもしれないもの』をそのスペースにどんどん溜めていってしまうのです。
その結果、自分たちが実際に住んでいたころよりも物が多くなってしまい、片付けにうんざりしてしまいます。
なかなか物が捨てられない
『もったいなくて捨てられない!』
高齢の親によくみられる傾向ですが、物を大切にするあまりなかなか思い切って捨てられない方が多いのです。
例えば、すでに独立している子供が小さいころに使っていたおもちゃや食器、布団や机などをずっと保管している。
思い入れがあるものから、まだ使えるだろうというものまで、捨てられずにそのままにしている方がほとんどです。
さらに、物は捨てないけれど新しく買うものもあるため、実家にはどんどんものが溢れていってしまう、という訳ですね。
片付けたもののすぐに散らかしてしまう
実家が遠方にある場合、そう頻繁に帰省できない方も多いはず。
年に1・2回のペースで帰っていて、帰省するタイミングで実家を片付けていたのならば、その半年~1年後にはまた散らかってしまっている。
なんていうケースもよく見受けられます。
帰省するたびに片付けをしてはすぐに散らかり、また片付けても元に戻ってしまうとなると…。
同じことの繰り返しになってしまっては、年に数回の帰省もうんざりしてしまうことでしょう。
高齢者の場合は足元に物が散らかっている状況では、ケガをするリスクがあるためとても危険です。
災害時に避難しなければいけない状況にあったとしても、なかなか家から出られない状態はやはり避けておきたいところ。
このケースの場合には、一度話し合いの機会を設けるなどの何かしらの対策を講じておく必要があるでしょう。
実家の片付けを始めるタイミング
実家の片付けをなかなか手が付けられず、うんざりしている方も多いのではないでしょうか?
片付けを始めるためには、手を付け始めるタイミングを見計らうことも重要なポイントです。
一般的に実家の片付けを始めるタイミングとしては、以下の通りです。
○帰省するタイミング
○親と同居を始めるタイミング
○生前整理を始めるタイミング
○遺品整理をするタイミング
帰省するタイミングで片付け始める
実家を片付け始めるタイミングとして最も多いのは、帰省するときが挙げられます。
片付けには予想以上に時間がかかることが想定されますので、まとまった時間が取れるようなタイミングが理想的でしょう。
例)年末年始やお盆の時期などの長期休暇中
・実家に帰るたびにものが増えている
・親の性格上なかなかものが捨てられない状況
・親が高齢化していたり、一人暮らしをしている場合
上記のようなケースでは、なるべく早くに対処することがおすすめです。
前項でも少しお話していましたが、ものが散らかった状況では災害が発生した場合などの緊急時において、転倒したり逃げ遅れたりする危険が高まります。
安全上の観点からも、片付けられないような状況が続いている場合は早めに片付けを始めていくことが望ましいでしょう。
親と同居を始めるタイミング
親の高齢化に伴ってなど、様々な事情で同居を始める方もいらっしゃるでしょう。
このタイミングで実家の片付けを始めるケースも多いです。
実家に住んでいたころに使っていた部屋が空いているのならば、同居してから片付けることもできます。
しかし、家全体がすでに散らかっている場合には、まずは片付けなければ落ち着いて暮らすこともできません。
「なぜこんな状態になっているのに片付けないのか」
と、口論になってしまうことはなるべく避けたいところです…。
同居するタイミングで実家の片付けを始める場合には、まずは自分が使うスペースを確保したり、親と一緒に片付け始める方法がおすすめです。
片付けのコツについては、本記事『実家の片付けをスムーズに進めるコツ』の項目をご覧ください。
生前整理を始めるタイミング
親が生前整理を始めるタイミングに合わせて、実家の片付けを始めるケースも多いです。
生前整理とは、元気なうちに自分の身の回りの家財や財産を整理することを指します。
いわば断捨離のように不要なものを処分したり、エンディングノートや遺言書の作成なども生前整理に含まれますね。
生前整理をする親本人のメリットとしては、今後の生活がしやすくなるという面だけではありません。
自分の希望を反映した相続が可能になったり、亡くなった後の遺品整理で家族が苦労しないようにできることも挙げられます。
親が生前整理を始めるタイミングであれば、片付けることへの抵抗感が少なくなりますので、このタイミングで始めると子ども側も片付けやすいでしょう。
また、相続の観点からも親が亡くなった後の手続きがスムーズになることから、手伝いながら一緒に進めていくことがおすすめです。
遺品整理を始めるタイミング
親が亡くなった後、遺品整理を始めるタイミングで実家の片付けを始める方も多いです。
しかし、定期的に実家の様子を確認できていなかった場合、「まさかこんなにものが多い状態だとは」とうんざりすることがあるかもしれません。
実家がマンションであれ戸建てであれ、家財が多いお部屋の遺品整理は想像以上に時間と労力がかかって大変です。
ですが親の死後、相続したのならばそのまま放置しておくことはおすすめできません。
賃貸に住んでいた場合には月々の家賃が掛かってしまいますし、戸建ての場合にも管理しておかなければ空き家になってしまいます。
また、長期間空き家になり危険な状態であるとみなされた場合、『特定空き家』に指定される可能性があるため、注意しておきましょう。
自身で片付けることが困難だと感じたときには、業者の手を借りることもおすすめです。
実家を片付ける前に知っておくべきこと
自身が住む家の片付けとは違い、実家の片付けでは始める前に知っておくべきことがいくつかあります。
後から後悔しないためにも、実家の片付けを始める前にしっかりと理解しておきましょう。
実家を片付ける前に知っておくべきことは、以下の通りです。
・実家にあるもののほとんどは親が大切にしているもの
・いるいらないの判断を勝手にしない
・片付けすぎないようにしておく
・一人で抱え込まないようにする
それぞれの内容について詳しく見ていきましょう。
・実家にあるもののほとんどは親が大切にしているもの
実家の片付けを始める前に知っておくことの一つとして、実家にあるものは親が保管している物であるということをまずは頭に入れておきましょう。
自分では不要なものだと思えるものであっても、親から見れば思い出の深い品かもしれません。
万が一、誤って大切なものを捨ててしまった場合、親の機嫌を損ねてしまったり関係の悪化に繋がる恐れがあります。
親との関係が悪化してしまうと、片付けることに対しての抵抗感が余計に増してしまうかもしれません。
実家をきれいに片付けてあげたいと思う気持ちがあっても、やはり実家に住んでいるのは親なので、なるべく本人の気持ちを尊重してあげましょう。
・いるいらないの判断を勝手にしない
実家の片付けを進めていく際には、いるものといらないものの判断を勝手にしないこともまた、重要なポイントの一つです。
例えばかなり前に買ったであろう日用品や、贈答品など。
これらも一見するといらないもののように思えますが、親にとってはいつか使うかもしれないと、必要だと考えている物なのかもしれません。
なので、自分の判断だけでいらないものだと判断してしまうことは避けておきましょう。
次項の『実家の片付けをスムーズに進めるコツ』でも詳しくご紹介しますが、親が判断に迷った場合には保留にして決めた場所に移動させることも効果的です。
ある程度整理が進んだタイミングで再度尋ねてみるなど、よく話し合って協力しながら進める事がおすすめです。
・片付けすぎないようにしておく
綺麗にしようと実家を片付けすぎるのも、実は逆効果になる可能性があるのです。
なぜかと言うと、今までものに溢れた空間で過ごしてきて、急にすっきりした空間になったとしたらどうでしょうか?
『まだものが置ける』もしくは『すっきりしすぎて落ち着かない』といったように、リバウンドでさらに散らかってしまう原因になり得るのです。
綺麗に片付けてもまた前のように散らかってしまっては、うんざりするだけでなく親との口論に繋がってしまうかもしれません。
まだまだ不用品が残っているなと感じても、一気に片付けすぎるのも逆に良くないということを、ぜひ頭に入れておいてくださいね。
・一人で抱え込まないようにする
どうすればいいんだろう、と問題を一人で抱え込んでしまうことは絶対にNG。
ただでさえ家財量の多いお部屋の片付けは大変な作業です。
それに加えて親の意向を尋ねながら作業を進めていくことは、相当至難の業でしょう。
また、一人で抱え込んでしまうと、うつ病を発症するリスクが高まります。
そうならないためにも、家族や周りの身近にいる人たちに助けを求めましょう。
生前整理・遺品整理を行っているプロに相談・依頼することも、方法の一つとして頭に入れていてくださいね。
実家の片付けをスムーズに進めるコツ
実家を片付けることに親が納得したら、なるべく摩擦が起きないような手順で進めていくことが望ましいでしょう。
スムーズに実家の片付けを進めていくコツとしては、以下のような手順で行っていきます。
①片付けを始める前に必要な道具や情報を準備しておく
片付けを始めていくと、不用品などの処分が必要となります。
そのために必要な主な道具の一覧を、以下にまとめました。
準備しておくもの | 詳細 |
---|---|
・大きめのゴミ袋や段ボール | サイズが異なるものを用意するのがおすすめ |
・手袋やマスク | ホコリや汚れに直接触れることを防ぐ |
・清掃道具 | 片付け後に必要になる |
・メモ帳やマーカーペン | 何をどこへ保管するか、どれを残してどの品を処分するかなどをメモしておくと進めやすい |
必要な道具を用意したら、不用品(ゴミ)の処分方法も把握しておきましょう。
各市町村が定めているゴミの分別方法や、ゴミを出す場所や時間などをあらかじめ知っておくと、よりスムーズに進められますね。
②自分のものから先に片付ける
実家の片付けで最も揉めにくいのは、自分(子供)が昔使っていた部屋から手を付けていく方法です。
使わなくなった勉強机や昔着ていた服など、まずは自分の不用品から処分していきましょう。
先に自分のものから片付けていき、「ついでに処分しようか?」と提案してみてください。
あくまでも”自分の物を処分するついで”というところがポイントです。
ものを捨てたくないと思っている、親の心を動かすきっかけになるかもしれません。
③避難経路の確保が最優先
片付ける事への抵抗感がある親の場合、単にきれいにしたいからという理由だけでは納得しづらいかもしれません。
ここで注意してもらいたいのは、説得する際に「年寄りだからケガすると危ないよ」と言うと、反感を持たれる可能性があります。
理由としてはもっともな内容ではありますが、人によっては年寄り扱いされたくない、と思う人もいるでしょう。
この場合、災害が起きたときにすぐ非難しやすいように経路を確保しておくという理由であれば、納得してもらいやすいです。
停電が起きたときを想定してトイレまでの動線を確保したり、地震の際に寝室やリビングで倒れてきやすいものを移動したりなど。
少しづつできるところから進めていくと、徐々に納得して片付けに協力的になってくれるケースが多いです。
④現在住んでいる人数に合わせて整理していく
実家には家を出た子供を含めた家族全員の食器があったり、今住んでいる人数分以上のものがあることかと思います。
あっても使っていないものがあれば、よく使うものプラス予備以外のものは処分、もしくはリサイクルを提案してみましょう。
家族全員分の家財量から、人数分の家財量に合わせて整理(片付け)をしていくことを想定しているだけでも、スムーズに進めていきやすくなります。
⑤思い出の品は後回しにする
趣味で集めていたものや思い出の深い品は特に、なかなか片付ける気持ちになりにくいでしょう。
そのため、まず最初は日用品など確実に処分できるものから順番に片付けていくのがおすすめです。
思い出の品や判断に迷ったものはすべて後回しにし、目につく場所に移動させます。
また、判断に迷った場合には『3秒ルール』がおすすめ。
3秒間で判断に迷ったものは保留ゾーンへ移動し、ある程度片付けに慣れてから後回しにしていた品の片付けに取り掛かりましょう。
実家の片付けは業者の利用も検討
「実家の片付けは思っている以上に大変だった」
実家の整理を経験された方のほとんどの方はこのように思われます。
片付けるためには労力だけでなく、時間も多く必要となるでしょう。
特にお仕事をされている方や、子育て・家事をされている方にとっては相当な負担が掛かるもの。
なので、もし自身や家族で片付けることは難しいと判断したら、まずはプロの業者へ相談してみましょう。
業者へ依頼する際におすすめのサービスとしては、以下の3つです。
・生前整理サービス
・家財整理サービス
・遺品整理サービス
大半を不用品として処分を決定しているのならば、不用品回収業者へ依頼する方法もあります。
しかし、親が処分することに協力的でない場合であれば特に、整理作業を専門としている業者へ依頼するのが最もおすすめです。
いるものといらないものを親御さんご本人に確認しながら進めることができ、プロならではのアドバイスをくれることでしょう。
また、専門的に整理作業を行っている業者であれば、短期間(数時間から数日)で作業を終えることが可能です。
ただし、業者に依頼する際には、以下のポイントに注意しておく必要があります。
○探して欲しいものや必ず残しておいて欲しいものはあらかじめ伝えておく
○作業中は立会いを行う
○家財量が多いと料金が高額になる場合が多い
○必ず複数社から相見積もりを取って比較・検討する
誤って大事なものを処分されてしまうことを防ぐためにも、必要なものがあればあらかじめリストアップして提出しておきましょう。
作業中にも確認できるよう、なるべく立会いのもと作業を進めていくことが望ましいです。
親が元気なうちであれば一緒に立ち会うことができればベストですね。
そして費用面ですが、生前整理や遺品整理のサービスは家財量に応じて料金が変わる傾向にあります。
各業者によって料金設定が異なりますが、3DK以上あるお部屋で家財量が多い場合、30~60万円ほどが目安として考えられます。
また、処分費は別に費用がかかるため、少なくとも3社以上の複数業者から見積りを取って料金やサービス内容を比較してみましょう。
まとめ:実家の片付けにうんざりしたら早めに業者へ相談
本記事では、実家の片付けにうんざりする前に知っておいて欲しい、片付けのコツについてご紹介しました。
・実家の片付けにうんざりする理由を紹介
・実家の片付けを始める一般的なタイミング
・実家にあるものはすべて親が大切にしているもの
・片付けは親が納得したうえで始めていく
・実家の片付けをスムーズに進めていくコツを紹介
ご自身や家族で実家を片付ける場合には、よく話し合って親御さん本人と一緒に進めていくことがおすすめです。
もしも自分たちでは難しいと感じたら、まずはプロの業者へ相談してみてくださいね。
無料で相談・見積もりをしてくれる業者であれば、気になることがあれば遠慮せずに聞いてみましょう。
クリーンメイトは3,000件以上の実績を誇りながらも、やり直し・クレーム等は現在まで一度もありません。
作業にあたるスタッフは、経験豊富で正しい知識を持つスタッフが担当します。
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私たちクリーンメイトでは、長年の経験から遺品整理に関する知識を持ち、遺品整理士協会から認定をいただいている企業ですので、お悩みの方は一度ご相談ください。
また、家財買取も行っておりますので、ご希望の方はお見積り時に担当までお声掛けください。
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