2024年6月30日(日曜日)

家財整理を業者に依頼したら買取も可能って本当?|家財整理を始める前に知っておきたい買取のコツをご紹介

家財整理を業者に依頼したら買取も可能って本当?|家財整理を始める前に知っておきたい買取のコツをご紹介



みなさんは家財整理業者でも買取をしてくれるということをご存じでしょうか?

すべての家財整理業者が買取可能という訳ではありませんが、実は整理作業から買取まですべて任せることも可能なのですよ。

そこで本記事では、家財整理業者の買取りサービスや、家財買取のコツについてをご紹介していきます。


業者が行う家財整理サービスとは


業者が行う家財整理サービスとは


身体的にも負担が大きい家財整理作業ですが、最近では業者に作業を依頼する方が増えてきています。

費用はかかるものの、時間や手間を掛けずに作業を終えることができますので、素早く済ませたい方にもおすすめのサービスです。

家財買取のコツをお話する前に、業者の家財整理サービスの内容についてを少しご紹介していきます


作業の手順




業者が行う家財整理作業の手順は、下記の通りです。

仕分け作業
(残すものと処分するものを分別していく)

家財梱包作業
(段ボールなどに梱包していく)

家財搬出
(梱包した家財を含め大きな家具や家電なども搬出していく)

簡易清掃
(作業中に出たホコリや汚れを清掃する)

お引渡し
(作業後にご依頼者様にご確認していただいた後、最終的なお引渡しが完了)



業者が行う家財整理作業は、上記のような流れでおこなっていきます。


買取り査定を行う場合は、お問合せ後のお見積り時に行っていきます。

ご依頼者様のご希望により異なりますが、お買取り金額を作業代金から差し引くことも可能です。

※業者によって方法は異なります。


しかし、すべての家財整理業者が買取り可能という訳ではありません。

次の項目では、買取が可能な家財整理業者についてお話していきます。



家財整理業者によっては買取も可能な場合がある


家財整理業者によっては買取も可能な場合がある


前項ですべての家財整理業者が買取り可能ではない、とお話ししていました。

家財の買取りを行うためには古物商許可が必要となります。


古物営業法の目的には、下記のように明記されています。


商業として中古品売買を行う場合は古物商許可が必要、と定められています。

盗品等の売買の防止、速やかな発見等を図るため、古物営業に係る業務について必要な規制等を行い、もつて窃盗その他の犯罪の防止を図り、及びその被害の迅速な回復に資することを目的とする。

古物営業法(昭和二十四年法律第百八号)第一条

e-GOV法令検索より参照




そのため、許可証がないままに買い取りを行うことは違法となるのです。

したがって、正しく古物商許可を取得した業者でなければ、買取を行うことはできません


依頼したいと考えている業者が買取り可能なところなのかを知るには、業者のHPを見るもしくは直接問い合わせてみるのがおすすめですよ。


買取査定時に高く売れる可能性がある家財


買取査定時に高く売れる可能性がある家財


ここからは、高く買取ってもらえる可能性がある家財をいくつかご紹介していきます


高額で売れる可能性がある定番アイテム


家財名相場備考
貴金属~200,000円ほど
(購入額の約1/10程度)
指輪やネックレス・ブローチなど
時計~30,000円ほど状態やブランドの種類によって変動あり
カメラ~30,000円ほど仕様モデルや性能によって高額になる可能性大
囲碁・将棋盤~8,000円ほどメーカーや購入年によって変動あり
家具・家電~30,000円ほど素材や状態によって変動あり
着物~50,000円ほど伝統工芸品に近いものほど高額の可能性あり
お酒
(洋酒や日本酒など)
~数十万円ほど年代物や箱の有無など状態によって変わる
ゴルフ用品~10,000、~50,000円ほど単品かセットかどうかで変わることがある
勲章~30万円ほど希少価値の高いものほど高額の可能性大
1gあたり~約5,000円ほど相場によって価格の変動あり

高く売るコツとしては、状態を良くしておいたり箱や付属品を一緒に保管しておくことです。

どんなに価値のあるものでも、なにも手入れしなければ価値が下がってしまうかもしれません。

少しでも高く売るためには、査定前に箱や付属品を見つけておいたり、汚れをふき取っておくなどの工夫をしてみましょう。


※相場は変動する可能性がありますので、上記の表はあくまでも目安としてお考えください。



意外と知られていない高額買取の可能性がある家財




家財名相場備考
金歯1gあたり~2,400円ほど金として扱われるため高額になる可能性大
古い人形や手紙~30,000円ほど作られた年代によっては高額となる可能性がある
美術品(絵画・掛け軸・茶道具など)~数万円、数百万円ほど作家や作られた時代によっては高額になる可能性がある
古銭~数十万円ほど歴史的価値があるものや希少価値が高いものは高額になる可能性が高い
フィギュアや切手など~20,000円ほどコレクターから人気の高いものほど高額の可能性大
日本刀~300万円ほど名匠が作った証拠となるものが残されていた場合、高額になる可能性がある
お仏壇や仏具~50,000円ほど銅が使われていることが多いため高額になりやすい
また、仏像は作られた年代や由来によって付加価値が付く可能性がある

※相場は変動する可能性がありますので、上記の表はあくまでも目安としてお考えください。


一見価値がないように見える品物でも意外と高額になることも。

特にコレクターから人気の高い品など(上記の表で言うとフィギュアや切手など)に関しては、希少価値があるものほど高く売れる可能性があります

ここで一つポイントとしては、単品よりも複数で査定に出すのがおすすめです。

整理作業中に出てきた品をまとめて保管しておきましょう。



また、お仏壇や仏具に関しては売却するのをためらう方も多いのではないでしょうか。

ご先祖様が代々引き継いできたお仏壇ならなおさらそう感じると思います。

しかし、銅が多く使われていることが多いお仏壇・仏具は、実は有価物でもあります


管理の面でお困りの方やお仏壇を手放すことをお考えの方は、まずは供養(魂抜き)から始めましょう。

魂抜きを行った後のお仏壇には、もうご先祖様の魂がこちらにはいらっしゃいません。

なので仮に処分したとしても罰当たりな行為にはなりませんので、安心してくださいね。



買取の際に注意するべき家財


買取の際に注意するべき家財


前項では高く売れる可能性がある家財のリストをご紹介しました。

しかし、中には売却の際に注意するべき家財も存在します。


売却の際、特に注意が必要な品は下記の通りです

・日本刀
・象牙

それぞれの詳細を下記にご説明していきます。



  日本刀

代々受け継がれてきたお家にありがちなのが、日本刀などの刀剣です。

家財を整理しているときに発見されて、扱いに困ってしまう方も多いと思います。

もし、お家から刀剣が発見され場合、まずは「銃砲刀剣登録証」があるかどうかを確認してみましょう。


この登録証がないと、”銃砲刀剣所持等取締法”に引っ掛かてしまい、そのまま所持しているだけでも違法となってしまいます。

日本刀と一緒に登録証が見つかった場合は、故人の相続から20日内に登録証が発行されていた都道府県の教育委員会あてに、名義変更届を提出しておきましょう。



また、探しても登録証が見つからなかった場合は、速やかに警察へ届けてください。

その後は教育委員会の審査があり、その日本刀が美術品として認められると、新しい登録証が発行されます。


【買い取りの見積り・査定を依頼する前に】


日本刀などの刀剣にはランクがあり、ランクが上のものほど価値が上がります

刀剣ランクは、価値の高い順から以下の4つに分けられます。

・特別重要刀剣

・重要刀剣

・特別保存刀剣

・保存刀剣



この刀剣ランクが記載されているものが、鑑定書になります。

鑑定書も見つかった場合、その日本刀の価値の信憑性を高めるためにも買い取りの際に提出しておきましょう。


また、箱や拵え・鞘・柄・鍔などの付属品があり同じ意匠が揃っていると、更に評価が上がり高額買取が期待できます。




  象牙

昔から象牙は高級素材として装飾品や印鑑などに使われていました。

今でも高価買取が期待できますが、買取の際にはいくつか注意が必要です。



【一本(いっぽん)物の象牙】


1989年のワシントン条約により、絶滅危惧種の野生動物を過度に取引(輸出・輸入)されることが禁止されました。

その為、1995年以降には「国際希少野生動物植物登録証」がなければ、売買だけでなく譲渡も違法となっています。

加工したものは問題ありませんが、原形が残っている一本物の象牙は注意してください。

知らずに象牙を売りに出してしまった場合、厳しい罰則を科される危険が。


ちなみに、登録証が見当たらなかった場合には、一般社団法人自然環境研究センターに登録申請を出すことも出来ます。

象牙一本につき5,000円の登録料が掛かりますが、買取を依頼する場合は事前に登録証を取得しておくようにしましょう。



【買い取り対象の可能性がある象牙製品】


ワシントン条約以前に製造された、現存の象牙製品でも骨董品を専門にしている一部の買取業者では買取の対象になっています。

以下に買い取り対象となっている可能性がある象牙製品をご紹介します。


・茶道具
・印鑑
・印籠
・三味線のバチ
・麻雀牌
・アクセサリー
・数珠
・香炉
・タバコのパイプ
・仏像などの置物
・一本牙(登録証必須)


上記に挙げた象牙製品以外にも査定してくれる買取業者もいますので、どの品を買い取ってもらえるのか、一度確認してみましょう。




家財の査定・買取・売却までの注意点


家財の査定・買取・売却までの注意点


家財を業者に査定してもらい、買取・売却まで進めていく際に、いくつか注意しておくべき点があります。


まず一つ目は、ある程度どんな家財があるのかを事前に把握しておくこと

どの家財がいくらの金額で売れるのかどうかは、その時の相場や流れなどによって変わります。

ですが、ある程度家財の種類を把握しておくことで、業者に金額を尋ねることができるでしょう。


二つ目は、売却を希望する家財の相場(市場の金額)を確認しておくこと

ネットオークションなどに同じような家財が出品されているのかどうか、またはいくらで出品されているのかどうかを確認しておきましょう。

目安の相場を知ることで、業者に相談することも可能になりますし、少しでも高く売るならば情報の確認は欠かせません。


三つ目は、買った時の金額よりも値段が下がっている場合も想定しておくこと

家財を購入したときは高額な品だったとしても、現在も同じ金額で売却できるものとは限りません。

時には思っていたよりも高く売れることもありますが、大抵の場合は予想よりも少額になる可能性が高いです。


家財の種類と、ある程度の金額予想と想定、これらを事前に把握しておくことで、気持ちの整理がつきやすくなり、業者とのトラブルも防止できるでしょう。


上記に挙げたポイントは必ずしも実践するべき!とは言い切れませんが、事前の心構えとして頭の片隅に入れておいていただければと思います。



家財買取を行う業者の特徴


家財買取を行う業者の特徴


家財買取りを依頼する場合、どの業者に任せるべきか迷われる方も多いはず。

そこで、ここでは家財買取を行う業者の特徴をご紹介していきます


遺品整理・家財整理専門業者



遺品整理を含めた家財整理を専門におこなう業者は、お部屋の整理(片付け)から不用品の処分まで代行してくれます。

特徴としては、家財を細かく仕分けしてしているからこそ、まだ見つかっていなかった品を捜索することも可能です。

遺品整理や生前整理では、故人様やご依頼者様の大切にしていた品を扱うことになりますので、丁寧に心を込めた作業を心がけています。

整理作業に特化している業者に買取まですべて任せたい方は、家財整理業者がおすすめです。


古物商許可証を持つ業者ならば買取り査定を行うことが可能ですので、万が一整理作業中に新たな家財が発見されても、希望があれば再度査定することもできますね。

ただし、買取の専門業者ではありませんので、専門的な分野の買取項目がない場合もあるでしょう。


便利屋さん



便利屋の特徴としては、幅広いサービスを提供している業者なので、あらゆる依頼にも対応できます。

どこまでの範囲を行うかどうかはその業者によって異なりますが、ハウスクリーニングや細かい家具の移動など広い範囲で任せたい場合にはおすすめです。

どこまで依頼できるのかどうかは、業者へ直接問い合わせてみてくださいね。


リサイクルショップ



中古品を専門に扱うリサイクルショップなどでも、家財買取は可能です。

リサイクルショップの特徴としては、幅広いジャンルを取り扱っているので買い取ってくれる項目も多いのです。

なので、多くの品をまとめて査定してもらいたい場合には、リサイクルショップがおすすめですね。


しかし、専門業者によっては買取査定金額は少ないことがほとんどです。

価値があるものでも値段が付かない可能性もありますので、注意が必要です。


また、買取不可なものは自身で持ち帰らなければならない場合もありますので、こちらも注意が必要でしょう。


専門の買取業者



買取業者はまだ使える可能性があり需要があるものの買取を行っています。

貴金属やブランド品など、専門知識や必要な資格を持っている業者であれば、適正な相場の価格で買い取ってもらいやすいはずです。

店頭買取りのほかにも出張買取をおこなう業者もいますので、自分に合った方法で査定してもらうことも可能です。

相場の金額で買取り・査定をしてもらいたい方にはおすすめです。



まとめ


まとめ


本記事では、家財整理業者でも買取は可能なのか?また家財の買取のコツをご紹介しました。


【内容まとめ】

・家財整理業者でも買取は可能
・古物商許可証などの資格を持っている業者を選ぶ必要がある
・高く売れる可能性がある家財をご紹介
・家財買取の注意点をご紹介
・買取が可能な業者の特徴をご紹介


これから家財整理をお考えの方や、現在業者選びでお困りの方にとって、本記事の内容が参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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