2024年6月16日(日曜日)

孤独死現場ではなぜウジ虫やハエが発生する?|特殊清掃業者が伝えるウジ・ハエの発生理由と対応方法

孤独死現場ではなぜウジ虫やハエが発生する?|特殊清掃業者が伝えるウジ・ハエの発生理由と対応方法


孤独死現場ではご遺体発見までに時間が経過している場合が多く、ウジ虫やハエが発生することがほとんどです。

ウジ虫やハエの発生は衛生面だけでなく、精神面にも悪影響を及ぼすことも。


そこで本記事では、特殊清掃業者が解説する孤独死現場やゴミ屋敷におけるウジ虫やハエの発生理由と対策方法について詳しくご紹介します。


孤独死現場でウジ虫やハエが発生する理由


独死現場でウジ虫やハエが発生する理由


孤独死が起こった状況では、ご遺体の発見が遅れてしまうことがほとんどです。

ハエは腐った食品だけでなく動物の排泄物や死骸などを好み、卵を産み付けるといった習性があります。

腐敗したご遺体からは体液が漏れ出し、強烈な悪臭を放ちます。

死臭(腐敗臭)を嗅ぎつけたハエがご遺体に卵を産み、その卵が孵化してウジ虫、そしてハエが発生します。



ハエの発生サイクルは、下記の通りです。

1.卵(約1日間)
2.孵化してウジ虫になる(約1週間)
3.さなぎに変化(約4~5日間)
4.成長してハエになる



ハエ・ウジ虫の発生サイクル

ハエが発生するまでの期間はわずか2週間ほど、ということですね。

また、一匹のハエ(メス)は一生のうちに500個もの卵を産みますが、一回で約100個ほど産卵すると言われています。

ハエ(メス)の生存期間は1~2か月だと言われていますので、その期間にサイクルが繰り返されるとすると…。

想像しただけでもゾッとするような状況です。


そして、ハエはわずかな隙間からでも室内に侵入してきますので、孵化したハエ以外の害虫も寄ってきます。

ご遺体の発見が遅れるほどハエの侵入が増え、ウジ虫や成長したハエがどんどん増えていくのです。



ですが、室内の温度が30度を超えると成長スピードが大幅に増大します。

気温が高い状況下で長期間発見が遅れた孤独死現場では、時に部屋中がハエに覆われて目視できなくなることも。

そのため夏場は冬場に比べると倍以上のウジ虫・ハエが発生すると考えていた方がいいでしょう。



孤独死現場で発生したウジ虫やハエが及ぼす被害とは


孤独死現場で発生したウジ虫やハエが及ぼす被害とは


孤独死現場で発生したウジ虫やハエは、近隣住民への被害を及ぼす危険があります

ウジ虫やハエが及ぼす可能性がある被害は、大きく分けて下記の3つです。

・様々な病原体を外部へ放出して近隣住民の健康を脅かす
・近隣住民の精神的ストレスが増大する
・復旧費用が高くなる

それぞれについて詳しく解説していきます。


1.様々な病原体を外部へ放出して近隣住民の健康を脅かす




ハエは動物の死骸や排泄物・腐敗した食品からたんぱく質を摂取して、繁殖(産卵)を繰り返す習性があります。

そのため、ハエの体表や体内には様々な病原体が潜んでいる可能性があり、人体にとって悪影響を及ぼす危険性が高いのです。


ハエが保有している可能性があるのは、下記のようなものです。



・大腸菌
・黄色ブドウ球菌
・サルモネラ菌
・赤痢菌
・腸炎菌
・O-157
・チフス菌
・コレラ菌
・ポリオウイルス

など

上記に挙げているものの多くは重篤な病気を引き起こす原因となり得る、非常に危険な病原菌ばかりです。

ハエが運搬する病原菌が食品に介入し、私たちが食事する際など知らず知らずのうちに体内に摂取してしまう恐れがあるでしょう。

ハエが発生してしまった場合には、早急に対策もしくは駆除を行うことが推奨されます


2.近隣住民の精神的ストレスが増大する




大量に発生したハエ・ウジ虫は、近隣住民への精神的な負担が大きくなる可能性があります


孤独死現場から大量発生したハエは、わずかな隙間からでも屋外へと出ていきます。

・マンションの場合は隣のベランダへと伝っていき、洗濯物などにハエが止まる
・共有フロアにもハエが多発する

などの被害が数多く報告されています。


孤独死やゴミ屋敷が発見されるきっかけのほとんどは、近隣の方の通報によるものです。

異臭やハエなどの害虫が発生しているという報告を受け、確認したところ孤独死やゴミ屋敷が発覚するケースが多いのです。



ハエによる被害は衛生面の問題だけではありません。

近隣の方がいつもと同じ生活を送りづらくなるなど、精神的なストレスを感じるようになります。

ウジ虫やハエが大量発生したら、特殊清掃を行って室内の環境を元に戻したり、駆除作業を行ったりと早急に対策・対応することをおすすめいたします


3.復旧費用が高くなる




長期間に渡り遺体が発見されなかった孤独死現場や、ゴミ屋敷などで大量に発生した害虫により、室内の復旧にかかる費用が増大する可能性があります


遺体から発する腐敗臭(死臭)は、ハエだけではなくゴキブリなど他の害虫が寄ってくることもあります。

集まった害虫を捕食するためにネズミなどの害獣も出てきたりと、室内の環境を整えない限り無限に増えていくでしょう。

そうなると、害虫・害獣から出る糞尿のほか、それらの死骸などによって室内がさらに汚染されていくのです。



室内を復旧するためには害虫・害獣駆除のほか、クロスの張替えなど場合によっては解体・リフォーム工事が必要になることも。

さらに消毒・消臭作業など特殊清掃も必要となりますので、必要な作業が増えるほど費用が上がっていくことになるでしょう。



ウジ虫・ハエが発生している孤独死現場での特殊清掃作業


ウジ虫・ハエが発生している孤独死現場での特殊清掃作業


では、ウジ虫やハエが発生している孤独死現場での特殊清掃作業はどのように進めていくのか、ご紹介していきます


孤独死現場での特殊清掃作業の手順




手順としては下記の通りです。

ウジ虫やハエの駆除
消毒・除菌作業
汚染物の梱包・撤去
特殊清掃作業
遺品整理作業
クロス剥離作業(場合により原状回復工事も行う)
除菌・消臭作業


※状況により作業手順が前後する場合もございます。
特殊清掃の内容に関しての詳しい内容はクリーンメイト特殊清掃ページか、特殊清掃コラムをご覧ください。



特殊清掃を始める前に、まずはウジ虫やハエの駆除作業からおこなっていきます。

先に駆除作業を行うことで、作業スタッフへの感染予防・臭気やハエなどが外部へ放出されることを防ぎます

また、近隣住民への配慮や感染予防の観念から、作業中は必ず窓や換気扇を開けずに進めていきます。



駆除作業後は特殊清掃や遺品整理をおこない、クロス剥離や原状回復工事をおこなった後に、消臭作業へと入ります。

室内環境を元に戻し、臭気を低減させるためにも消臭作業は欠かせません



被害を悪化させないために注意しておくべきこと


被害を悪化させないために注意しておくべきこと


孤独死が起きた現場でウジ虫やハエによる被害をさらに悪化させないためには、どのようなところに注意するべきなのでしょうか?

ハエやウジ虫による被害を悪化させないために注意するべき点は、下記の4つです。

窓や換気扇を開けない
ハエが発生する要因は遺体だけではない
無理に自分で対処するのは危険
孤独死やゴミ屋敷を発見したらすぐに特殊清掃業者へ


それぞれについて順番に解説していきます。


・窓や換気扇を開けない



前項まででもご説明していた通り、ハエは腐敗臭(死臭)につられてわずかな隙間から室内へと侵入します。

駆除や特殊清掃を行う前に、まずは室内と室外を遮断してハエの侵入を防ぎましょう


具体的な対策としては、下記の通りです。

・窓を閉める
・換気扇を止める
・隙間をテープなどで塞ぐ


悪臭やハエが発生している状況では、少しでも改善できればと換気をしたくなるものです。

ですが、換気をすれば腐敗臭(死臭)が外へ漏れ出してしまい、その臭いにつられてまた新たなハエが室内へと入ってきます。

悪臭やハエは近隣への悪影響となりますので、孤独死やゴミ屋敷が起きたお部屋は必ず窓・換気扇を閉めておきましょう。


・ハエが発生する要因は遺体だけではない



ハエやウジ虫は遺体だけではなく、腐敗が進んだ食品(生ごみなど)からも発生します

キッチンの流し台に置いていた生ごみにハエが寄ってきた。

というように、日常でもたまに見かける光景だと思います。


腐敗した臭いにつられたハエが室内に侵入し、孵化するまでの期間は約2週間ですので、放置すればするほど大量のハエが発生するという訳です。

また、孤独死現場やゴミ屋敷においてはハエが散乱する範囲も広くなり、通常よりも倍以上のハエ・ウジ虫が発生するでしょう。


特殊清掃や遺品整理(整理)などを行うまでに、できるだけ生ごみ・食品を先に撤去しておくことをおすすめいたします。


・無理に自分で対処するのは危険



ここまでお話していた通り、ハエ・ウジ虫には病原体を保有している可能性があります。

感染症に対する知識や必要な装備(防護服など)を持たず、対処するのはとても危険です。


また、孤独死現場の場合は室内に強い悪臭が漂っている為、吐き気やめまいなどの体調不良を訴える方もいらっしゃいます。

腐敗臭(死臭)は普段嗅ぎ慣れない強烈な臭いです。

危険だと感じたときには無理をせず、駆除などの処置をしてくれる業者へ依頼することをおすすめいたします。


・早急に対処もしくは駆除を依頼



ハエやウジ虫による被害を悪化させないためには、早急に対処することが大切です。

しかし、無理に自分で対処することは到底お勧めできません。


ハエやウジ虫の駆除のみであれば害虫駆除専門の業者へ依頼するのもいいかもしれませんが、孤独死やゴミ屋敷の場合は特殊清掃業者に任せることをおすすめいたします


特殊清掃は通常の清掃とは異なり、一般的な清掃では落としきれない特殊な汚れ(体液や血液など)の清掃や、消臭を専門とするサービスです。

お部屋を元に戻して環境を整えるためには、今や欠かせないサービスとなっています。


特殊清掃業界では、孤独死などが起こった場合にハエやウジ虫が発生することは、想定の範囲内として考えられています。

どうしたらいいのか分からず困っている時には、一度特殊清掃業者へ相談してみてくださいね。

特殊清掃サービスについて詳しく知りたい方は、クリーンメイト特殊清掃ページをご覧下さませ。



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まとめ|孤独死現場で発生したウジ虫・ハエの駆除は特殊清掃業者へ依頼しよう!


まとめ|孤独死現場で発生したウジ虫・ハエの駆除は特殊清掃業者へ依頼しよう!

本記事では、孤独死現場ではなぜウジ虫やハエが発生するのか?また、特殊清掃業者が伝えるウジ・ハエの発生理由と対応方法についてをご紹介しました。


【内容まとめ】

・ハエはご遺体や生ごみなど腐敗したものを好む習性がある
・産卵後は約一週間でウジ虫に、そして約2週間でハエ(成虫)になる
・ハエやウジ虫を放置すればするほど大量発生の原因に
・ハエは病原体を保有している可能性が高いため、近隣への被害が出る恐れがある
・孤独死現場で発生したハエやウジ虫が及ぼす影響をご紹介
・被害を悪化させないために注意しておくべき点をご紹介
・早急に対処するためには特殊清掃業者へ依頼するのがおすすめ


以上が本記事の内容まとめです。


発見が遅れた孤独死現場では必ずハエやウジ虫が発生します。

故人様の死を知ったばかりのご遺族様にとって、大変お辛い状況かと思います。

どうすればいいのかとお困りの際には、まず一度私たち業者へとご相談くださいませ。



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